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ミニコンサート&健康教室②
投稿日時: 2014-11-06 16:30:06
みなさんこんにちは。
ミニコンサートに続いて健康教室の様子をお伝えします。
11月1日(土)のミニコンサート後の14時から、
当院2階会議室で元気であり続けるための健康教室を開催しました。
第3回である今回のテーマは
「もしかして認知症?どうすればいいの?」
です。
ミニコンサートからの流れでこの教室に参加された方が多く、
会場の席が足りなくなるほど沢山の方が来られました。
まずは当院内科医で、認知症サポート医の宮本勉医師が講演を行いました。
どういった症状が認知症の特徴なのか、
物忘れと認知症の違い、
投薬治療の効果などのお話しがありました。
例えば、
○ 物忘れ=昨日の晩御飯何を食べたかが思い出せない
認知症=食べたこと自体を忘れる
○ 医師の処方薬で認知症の症状を治していくことはできないが、
認知症の症状の進行を抑えていくことはできる
などです。
続いて当法人常務理事で岡山県介護支援専門員協会会長の
堀部徹氏による講演です。
いざ自分が、家族が、近所の人が認知症になったらどうすればいいのか。
地域にある介護施設の説明や、
ケアマネ等の活用方法、
周囲の人の対応の仕方などをお話ししました。
昔でこそあの人はぼけてしまったと、
奇人変人のように言われることもありましたが、
今では認知症が脳の病気であるという認識も広まり、
サポートしてくれる環境も整っているので、
認知症だからといって怖がることはありません。
例えば家を出てどこかに歩いて行きそうなら、
すぐ止めるのではなく一緒に歩いていき、
ゆっくりと家に帰ることを促す。
「私の財布を盗っただろう」ということをいきなり言われたら、
それは身近な人として信頼している証拠だと考えましょう。
変な話かもしれませんが、
こういった発言は介護している家族など、
特定の身近な人にしか言わないそうです。
こんな時は隣近所の人に協力を求めて、
代わりに優しく諭してもらうと効果があるそうです。
それでもストレス、もやもやが溜まることが多々あると思います、
そんなときにはかかりつけの医師やケアマネ、
役場の支援センター、
そしてなにより隣近所の皆さんにお話しをして、
協力を仰ぎましょう。
きっと皆さん力になってくれるはずです。
講演のあとの質問・アンケートタイムの間、
栄養科特製の秋のデザートが登場。
・南京茶巾
・リンゴのゼリー
・さつまいものハーベスト
の三つが参加者に振る舞われました。
皆さんぺろりと平らげ、
笑顔で会場を後にされました。
次回第4回の健康教室は1月に開催予定です。
テーマは「高血圧、脳血管疾患」です。
脳梗塞、脳出血は突然死を招く恐ろしい病気で、
ある日突然症状が現れることが多いです。
最近ではタレントの磯野貴理子さんが
脳梗塞で緊急入院したニュースが記憶に新しいと思います。
こういったことを未然に防ぐには、
日頃の生活習慣の改善が不可欠です。
みなさん次回も是非ご参加ください。
詳細は決まり次第順次お知らせします。