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感染性胃腸炎(ノロウイルス)にお気を付けください。
投稿日時: 2015-02-07 16:52:12
みなさんこんにちは。
この時期風邪やインフルエンザが流行しますが、
もう一つ気をつけていただきたいのが、
感染性胃腸炎です。
その中のひとつにノロウイルス感染症があります。
みなさんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
二枚貝(特にカキ)を生や十分に加熱しないで
食べることで発症する食中毒として知られています。
ノロウイルスについて簡単にまとめると、
時期・・・・・・・・・ 冬に増加
感染経路・・・・・ すべて(経口、飛沫、空気、接触感染)
潜伏期間・・・・・ 28~48時間程度
症状・・・・・・・・・ 吐き気、おう吐、下痢
おう吐や下痢は1日に数回からひどいときは10回以上のときも。
トイレから出られないくらいとも言われます。
こういった症状は1~2日ほどで落ち着きますが、
症状が無くなっても1週間~1ヶ月程度の期間、
体からウイルスが排泄されます。
残念ながら、現在ノロウイルスによる感染症を治す薬はありません。
なので下痢やおう吐による脱水の予防が重要です。
ウイルスの排泄を止めないためにも、下痢止めは使用しません。
最後に周りに感染するのを防ぐためのおう吐物の処理方法を教えます。
①処理をする人以外は、近寄らない。処理する人はエプロン、ゴム手袋、マスクを着ける。
②おう吐物は、ボロ布や雑巾などで「外側から内側」に向かって包み込むようにして、拭き取る。
このとき一度拭いた面を再度拭くと汚染が広がるので注意です!
③おう吐物を拭いたボロ布や雑巾はビニール袋に入れ、
その布にしみこむ程度の塩素系漂白剤を振りかけ、
ビニール袋の口をしっかりくくって密封。漏れないように注意してください。
④さっきつかった物とは別の布やペーパータオルに塩素系漂白剤を染みこませて、
おう吐物などが付いていた場所にかぶせ、10分程度放置。
その後水拭き。
⑤処理に使ったゴム手袋、エプロン、④で使った布なども別のビニール袋に入れて密封。
おう吐物同様処分します。
以上なかなか手間が掛かりますが、
ノロウイルスは感染力が強いのでしっかり処理するに越したことはありません。
寒さはまだまだ続きそうです。
しっかり予防して元気に冬を乗り切りましょう。